Compositor: Queen Bee (女王蜂) / Avu-chan (アヴちゃん)
赤が雪の上に降る
汽車がすでに過ぎ去ってゆく
雪濡れる赤い赤いコート
あなたのその指を掴んだなら最期
身動き一つとれることもないまま
あなたに引き裂かれるでしょう
それでいい
ただそれだけでいい
それでこそ美しい
盾を無くした私はあなたの代わりを探すことでしょう
赤い雪兎一つこしらえて
冷えるあなたの指
あなたのその指に触れることもないまま
あたしは引き裂かれるでしょう
それもいい
いやそのほうがいい
それでこそ美しい
夢を抱いて美しく散るわ
口を裂いた罰
赤色に埋めて
祭り上げる者達の唄が聞こえないうちに
凍えぬうちに